子ども万華鏡大賞
作品名:くじゃくのパタパタ万華鏡
【のぞく時の注意点】回しにくいので気をつけてください。
【工夫した点】くじゃくの羽をパタパタできる所と羽の後ろにキラキラのオレンジ色をつけた所
【この万華鏡の楽しみ方】棒をひっぱるとくじゃくの羽が下りて背景の色がかわります。
審査員講評
「くじゃくのパタパタ万華鏡」は、お箸をVの字にした支持棒を操作することで、くじゃくの羽が広がっていく大変ユニークな万華鏡です。この作品に教えられるのですが、クジャクの羽が広がるという動作は、クジャクの顔に対して、背景にどんどん高くなっていく羽の見事さにあるということです。驚くことに、くじゃくの羽の上下で万華鏡のミラーシステムの受光部の色と明るさが変えられるようになっています。万華鏡を覗くと、クジャクの羽の模様を思わせる様々な模様が展開されるのですが、閉じているときはオレンジ色です。上げていけばいくほど、真底明快な明るい世界に導かれるのです。羽が広がっていくに従って、無段階に明るさまでかわり、宝石の結晶の変化のような気持ちを無限にしてくれる世界にわれわれを連れて行ってくれるのです。身近な材料でできあがっていて、多くの方が驚きながら目を疑うでしょう。こんなにしてみたい。周りの方にお話をしながらお作りになられたのかもしれません。かなり時間や対話を重ねて完成度が高まった大変ユニークな作品と思われます。